ここがこの世の地獄なり

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働き方改革って誰のため?

最近、ちょっと考えさせられるようなことがあったんです。

世間では「働き方改革だ~」なんて騒がれてるじゃないですか?

これは、もちろんいい風潮だと思うんです。

今まで「仕事一筋!」みたいだった人が、ちょっと余裕が持てるようになって、自分のため・家族のための時間を持とうかなってなるんで。

生き方というか人生観まで変わってくると思うんです。

 

でも、権利を主張するだけでいいのかな?とも思うんです。

いや、薄っすら感づいてましたよ。

でも、気づかないふりしてたというか、考えないようしてたところはあったんですよね。

 

もう、この際なんではっきり言っちゃいますね。

 

これ、いいんだっけ?

 

 

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最近は、有休消化や産休・育休も以前より取りやすくなったし、育児のための早引きや早退もしやすい環境になってきました。

大事な日に有休や早退は困るというのはもちろんあるんですが、そこは周りでフォローしあっていこう~みたいな風潮になってきてるように思います。

 

でも、これって間違いなく生産性は落ちてるよね?

 

生産性が落ちる

  ↓

会社の収益が減る

  ↓

給料が減る

 

という悪循環になってない?

あ、いや、給料が減るというのはないか。

経営者としても、給料を減らすのは相当勇気がいると思うんで。

正確に言えば、「給料が上がらない」が正しいのかな?

 

仕事量が減っても、収益が増えるような伸び盛りの会社ならいいんですけど、今のご時世、収益減を食い止めるが精一杯という企業がほとんどだと思うんですよ。

となると、どうやっても、何年たっても給料が増えないということが起こりうると思うんですよね。

 

となると、一番困るのは誰か?

既にある程度の地位にいる人はいいと思うんです。

どうせこれ以上は、そんなに上がらないと思うんで。

やっぱり一番困るのは、これから偉くなる人かな~

「責任は増えるけど、給料は増えない」みたいなことになるんじゃないかな~

もちろん、こんな状況が続けば若い人にも影響すると思いますけど。

 

で、会社の収益が落ちてきたら、経営者も黙ってないと思うんですよ。

ハッパかけたり、下手したらノルマが増えたりなんてことになるかもしれない。

それでも収益減が止まらない場合は、ボーナスカット・昇給なしみたいなことになるんでしょうかね~

 

経営者としては「働き方改革?大いに結構。ただ収益は落とすなよ。」と言いたいんでしょうね。

「現状維持じゃダメだよ。確実に増収にしろよ。失敗は許さんぞ。」てことでしょうか。

 

なんか厳しくなってません?

 

こんな消費が冷え切った時代に「働き方改革」というのはちょっと無理があるように思えてきた。

結局、誰が得するんだっけ?