最近、リモートワークが推奨されだして、リモートでもできるんじゃね?
じゃあ、リモートにしよう!
働き方改革にもなる!
なんて声がやっと鎮静化したように思います。
正直、この流れには相当な違和感を感じてしまいます。
まず、「そんな簡単にできるなら最初からやれよ!」
「さんざん働き方改革とか言っておいて、今まで話に出なかったの?」
と言いたくなりますね。
業種によっては、完全にリモートでもいける!というところもあるんでしょうか?
まあ、どういう業種なのか、ちょっと思いつかないですけど。
緊急事態宣言の波が押し寄せて来た時、僕の職場でもリモートの話は出たんです。
でも、結局ムリだという結論になり、出勤者を減らすという対策をとりました。
というのも会社のPCには個人情報や、社外秘のものもあり、それを自宅で見れるのは、さすがにまずいという事でした。
このブログでは何度か書きましたが、僕の職場は個人情報の取り扱いに特に厳しい職種なんです。
会社のPCはUSBには繋がらないし、印刷の記録もすべて取ってあるし、個人のPCやスマホを持ち込むこともできないし、会社用の携帯はカメラ機能がないものに限定されています。
そこまで徹底しているのに、自宅で見れるなら全く意味がなくなってしまうんですね。
自宅だと本人に悪気はなくても、外に漏れてはいけないものが何らかの拍子に漏れてしまう可能性だってあるんで。
こういったものを扱う限り、リモートは絶対ムリだと思うんです。
で、リモートワークを推奨するなら、まずはこの問題をどうにかしないと!
と思うんですけど、そこには誰も触れてない・・・。
プレゼンなんかも、リモートでできるよ~
なんて紹介されてたりしますが、じゃあプレゼンが通った後は?
まあ、どういう仕事かにもよると思うんですけど、その後もリモートだけでできるということは少ないと思うんですね。
じゃあ、プレゼンだけリモートでするのは不自然じゃない?
お偉いさんだけ、リモートというなら分かりますけどね。
ハンコ押すだけの人なら、リモートでいいのかな?
まあ、いろいろ言いたいことはあるんですけど、リモートワークに反対してるわけじゃないんです。
そりゃあリモートの方が楽なんで、できるならリモートにしたいですよ。
ただ、現実には難しいということで、コロナ禍が終わっても、あまり広まらない気がします。