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「どろろ」が面白すぎる件

最近、すっかりハマっちゃいまして。

もうね。「どろろ」が面白すぎるんです。

かの手塚治虫大先生の作品なんですけど、恥ずかしながらワタクシ、幼少期に読んだことがなかったんです。

ていうか、知りませんでした。

初めて存在を知ったのが2007年の映画化された時ですね。

 

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正直、その時は、あまり刺さらなかったんです。

どろろ」というタイトルなのに百鬼丸の方主人公みたいだな~くらいのものです。

ところがこのアニメ版はメチャクチャ面白い!

アニメ版の方は2019年にスタートしたようです。

 

何といっても、目も耳もなく、声を出すことすらできない百鬼丸がカッコよすぎます。

人とコミュニケーションをとる手段もなく、そんな概念すらないんですよ。

それが急に耳や声帯ができても、戸惑うのが普通だと思うんですよね。

その辺がリアルで、痺れます。

 

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ていうか、手に刀が仕込んであるだけで既にカッコいいですよね。

厨二病の僕としてはそれだけでお腹いっぱいです。

前半は映画であったように妖怪を倒して奪われた体を取り返していくんです。

最初は、まあそういう話かな~と思ってましたよ。

ところが、後半になってくると、どろろ百鬼丸の背景というか、生い立ちが関わってきて最高に面白かったです。

 

思わず、映画の方も改めて見直しましたし、単行本も買っちゃいました。

こういう古い作品は電子書籍ではなく、紙の本で持っておきたいと思いまして(この気持ちわかる人いるかな?)

 

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手塚治虫先生といえば、ブラックジャックリボンの騎士三つ目がとおるブッダなど、心に響きましたね。

きっと今ではいろいろ規制があって、表現できないようなものも多いんじゃないかな~て思います。

 

人間の本質の醜い部分・・・ではなくて、その近くにドラマを見い出すというのは、今も昔もいろんな方の参考になってるような気がします。

いろいろ考えさせられる、でもどこかエンターテインメントなところが、何十年経っても支持されるんでしょうね。

 

いや~さすが手塚治虫大先生ですよ。

とりあえず、会社で百鬼丸になって手に仕込んだ刀を出したり、クルクルまわって切ったりしないようにしないと。

廚二病が明るみに出ないか心配です。