先日、HIDEさんに関する記事を書いたが、「Ⅹ japan」と「HIDE」について色々思い出したので、この際だから吐き出させて欲しい。
前回も述べたが、私はⅩの大ファンでした(あえてⅩ japanではなく「Ⅹ」という)。
最近の若い者は、このすばらしい、ドリームバンドを知らない世代だというので、この機会に是非知ってもらいたい。
まずはⅩに関する思い出した雑学
Ⅹはアマチュア時代は相当ヤンチャしてたらしくて、ⅩとHIDEの所属していたサーベルタイガーというバンドは、出禁になることもあったらしい。
当時のライブでは、火を噴いたり、ドラムやモニタースピーカーを破壊したり・・・そりゃ出禁にもなるわ。
さらにデビュー当初のベーシストのTAIJIがいたバンドは、ほとんどが出禁だったとか。
すでに、有名になっていたⅩは有名レコード会社からのオファーがたくさんあったが、あえて自主制作で、CDを一枚発表する。それが、「Vanishing Vision」というアルバムで、YOSHIKI曰く「伝説をつくりたかった」らしい。
デビュー当時「天才たけしの元気が出るテレビ」にも。「ヘビメタ」というくくりで、何回か出演している。
世界進出の際、フランスにⅩというバンドが既にあった為、ⅩからⅩ japanに改名した。
HIDEについて
HIDEのトレードマークともいえるモッキンバードが実はレスポールだという事を知って驚いた。
レスポールといえば、ごつくて、重いサウンドのイメージをもってる人も多いだろう。
なんでも、あのでかいボディの内部で、音が反響し合って、重くてもクリアな音が出せるんだとか。
まあ、今は「けいおん」の平沢唯ちゃんの影響で割とPOPなイメージの方が強いかも。
しかし、モッキンバードはどちらかというと、トゲトゲしたイメージだったので、しばらくはレスポールだという事が信じられなかった。
あと、前回も述べたがHIDEはファンを大切にするその優しい人柄がピックアップされる事が多い。
勿論それはそれで、すばらしい事なのだが、正直私は、ここに違和感を感じる。
HIDEについて語る時、まず最初にその実力と功績が語られるべきであって、いい人かどうかなんて、どうでもいい。
これも、前回も述べたが、私はHIDEがたとえ嫌な奴だったとしても、好きになっていただろう。
当時の私はⅩの音楽に「衝撃」を受けたのだ。
初めて聞いたツインリード、重くて早い刻み、圧倒的な速弾き、日本人に馴染みやすいクラシカルなメロディー(クラッシクの要素を取り入れたのはYOSHIKIなんだろうが)。
初めて聞く、重くて、速くて、メロディアスなツインリードのギターソロに衝撃を受けたのだ。
当時、私は邦楽しか聴いてなかったが、より高度なテクニックを求めて後に洋楽も聞くようになる。
洋楽の中でもアングラな部類に入るが、確かな実力を持ったギタリストは世界には、たくさんいる。
HIDEは、そんな世界レベルのギタリスト達と比べても何ら遜色ない。
だからこそ、テリー・ボジオ、TMスティーブンスといった、いわゆる「世界最高峰」の実力者達がHIDEと競演したのだ。
HIDEは「世界最高峰」とはいわなくても最高峰に相手にしてもらえるほどの実力者といえる。
HIDEは間違いなく日本の音楽を世界レベルにまで押し上げた立役者だ。
それを、Ⅹのすごさも知らないような、若い連中が、人柄を熱く語り、コスプレなんかしてるのを見ると腹が立つ。
「お前ら、HIDEのすごさが分かってんのか!」
あ、いや、ⅩをHIDEを好きでいてくれるのは、正直嬉しいんだが。
まとめ
とにかくⅩは私にとって衝撃だった。
そして、とにかくかっこよかった。
特に気に入ってたのは、PATAのモヒカン、TAIJIのサングラス、そしてHIDEのパフォーマンスかな。
ちなみに、洋楽に馴染みのない方に、Ⅹ japanのような音楽といって私がお勧めしてるのは、HELLOWEEN。
ジャーマンメタルの先駆者で、Ⅹjapanとの共通点も多い。
- キーの高いボーカル
- ツインリードのギター
- ハモリのギターソロ
- 激しいベース
- ツーバスのドラム
- 複雑でドラマチックな構成
- メロディアスなフレーズ
ただ、今は、かなりの方向転換をしてしまっているので、初期の頃のがお勧め。