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金融業界のこぼれ話~手形編

先日、ちょっとショックなことがあった。

手形のことがよくわからない、という今時の若者がいた。

まあ、さもありなん。

最近は、あまり手形での決済というのは、あまり聞かない。

なくなりはしないだろうが、確実に数は減ってると思う。

こういう時にはいつも自分が使っている常套句「ナニワ金融道を読め!」と言ったところピンとこない様子だった。

ナニワ金融道」って映画ですよね?

 

うわ~そこから説明するのか~。メンドくせ~な。

 

とうとう「ナニワ金融道」がわからない世代がきたか。

ナニワ金融道は結構頻繁にTV化、映画化されて聞いたことはあるだろう。

続編やスピンオフのようなものもたくさんあるし。

しかし、原作の漫画は昭和な感じが満載で、今の若者には受け入れられないんじゃないかと常々思っていた。

これはしかないことなのか。

時代の流れなのか!

 

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件の「ナニワ金融道」で手形のイメージが悪くなったのかもしれない。 

商売されてる方も、手形で仕入れてるという人はあまりいないような気がする。

連鎖倒産などを恐れて手形払いは拒否するという人が増えているのかも。

かつては手形をチェックライター(というらしい)でカチカチしてる姿は、すごい大人の世界のような気がしていたものだけどなあ。 

 

じゃあ、手形について説明を・・・ってメンドくせ~な!

以外と話せば長いし、難しいし、説明は得意じゃないし、と渋っていたんだが、1回くらいはやってみようと思い立った。

その予行練習というわけではないんだが、要点をまとめてみるという作業を一度はやっておくべきだと思ってしまった。

そう、本来ブログとは誰かの役に立つことを発信していくものなのだ。

えっと・・・

今まで役に立つことなんて書いたことあったっけ。

いや、だからこそ、このブログも本来の役割を果たそう。

というこで、今回は思い切って手形のことを説明をしよう。

 

概要

手形は約束手形為替手形がある。

今回は約束手形についてです。

約束手形は簡単にいうと、○月○日に、いくら払いますという約束ごと。

手形は有価証券であり、経理上、資産として計上される。

満期日には現金になるが、それまでは現金化できないが方法はある(後述)。

 

 

もともと、小売業なんかで重宝されていて小売業者は先ず、商品を仕入れないといけない。

その仕入れた商品に付加価値をつけて販売するが、販売して初めてお金が入ってくる。

つまり、仕入れの段階ではお金は入ってきてないので、商品が売れてから仕入れ代金を払える。

この支払いの先延ばしができるのが一番の利点だろう。

 

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と、概要だけで、随分かかってしまった。

いや、きっと前置きが長かったからだ。

うん。

そうに違いない。

そう思わないと、もう辞めてしまいたくなる。

というわけで、次回に続く。

次回は完結編。

ちゃんとまとめます。