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ブラームスと著作権について

前回、ブラームスハンガリー舞曲第5番をYouTubeに投稿したんですけど、やはりアイツが来たんですよ。

いや、正直くるとは思ってましたよ。

思ってたけど・・・本当にくるんだ・・・。

 

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はい。出ました。

著作権侵害の申し立て!

 

あ~はいはい。

いつものヤツね~

と言いたいところなんですけど、今回はちょっと事情が違うんです。

ちょっと不安になってアレコレ調べましたよ。

 

もともとブラームスハンガリー舞曲集は、ブラームスが演奏旅行中に興味を持った、ロマ民族音楽(ジプシー音楽)を集めたものなんです。

もちろんブラームスのオリジナルもありますが、自分の気に入ったロマの民族音楽を集めて、多少アレンジ(編曲)を加えたものなんです。

 

で、その「ハンガリー舞曲集」が大人気となると、オリジナルの作曲者が盗作だ~と騒いで、裁判沙汰にまで発展したんです。

結局、ブラームスは作曲ではなく、編曲という形にしていたので裁判で勝利したんですけどね。

 

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で、今回の動画を投稿する際に出た著作権者は、調べてみるとポーランドのレコード会社でした。

そして、著作権に当たるのは、チャールダッシュという曲。

チャールダッシュといえば、モンティのヴァイオリンの曲を思い浮かべてしまいますが、実はハンガリー舞曲第5番の基になった曲のタイトルでもあるんです。

オリジナルはケーレル‣ベーラという方の作曲だそうです。

 

ブラームスが亡くなったのが1897年なんですが、著作権者の死後50年というのは、あくまで日本の基準なんで、ポーランドで通用するかどうか・・・。

さらにケーレル・ベーラという方は、正直知らないし、どういう方なのかも分からないんです。

まあ、おそらく、ブラームスより前の方になるんでしょうけど、子孫の方が厳しい方だったりしたら・・・。

 

この場合、著作権は誰にあるんでしょうかね?

ブラームス? ケーレル・ベーラ?

いや、自分が演奏したのは「ハンガリー舞曲」なんで・・・

でも、メロディのオリジナルはチャールダッシュだし・・・

 

アレコレ考えたらどうでもよk 分からなくなってきたので、何も考えずに異議申し立てしました。

もう、テンプレ用意しとこうかな、何も考えずにコピペできるように。

しかしまあ、この曲は何年たっても著作権で揉める宿命なんでしょうかね~

 

あ、そういえば、以前異議申し立てをした結果なんですけど、30日以内に返事が来るとのことでしたが、結局なんの返事も来ませんでした。

で、いつのまにか著作権侵害の申し立ての表示がなくなってました。

まあ、大手のレコード会社はイチ個人の動画や言い分なんて、いちいち見ないんでしょうね~

「あ~はいはい。勝手にやってよ~」みたいな感じなんでしょうか?

じゃあ、何のためにこんなことするんだ?!