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エディとタッピングと火男丸と

実は最近、衝撃の事実を知ってしまったんです。

ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレンが10月6日、がんで亡くなったそうです。

あまりニュースを見ないもので、全く知りませんでした。

 

まあ、考えてみたら自分が学生の頃、もう20年以上前なんですね。

その頃には、もう結構なおじさんだったので、今はおじいちゃんになってても不思議じゃないんですよね。

享年65歳だそうです。

またひとつ伝説が終わりを告げてしました。

 

学生の頃、若い頃のエディに似てると言われて喜んでたこともあったな~

 

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エドワード・ヴァン・ヘイレン、通称、エディといえば、ロックギタリストなら誰でも知ってる偉人ですね。

個人的にジミヘン以来、エレキギターに革命をもたらした人物だと思っています。

 

タッピング(ライトハンド奏法)を編み出して、初披露したときは世界中が驚きました。(自分はリアルタイムじゃなかったですけど)

 

ギターソロなんかで速弾きする時、普通、指を動かせる範囲でしか押さえられないんですね。

そうなると、弦の高さと音の配列上、使う音も限られてくるわけで、フレーズも似たようなものになりがちだったんです。

ところが、タッピングを使うと音程差のある速弾きもできちゃうんですよ。

下手したら1オクターブ上の音とかも速弾きで弾けちゃうんです。

 

エレキギターという楽器の可能性が一気に広がりました。

自分みたいにクラシックをエレキギターで弾く~てなったときにバイオリンでは速弾きできるけど、ギターでは無理!てなることも多いんです。

ギターとバイオリンとでは、音の配列が違うんで。

でもまあ、何とかなるんじゃね?て思えるのはタッピングを使えば~という考えがあるからなんですね。

 

しかも右手でタップする指を2本・3本と増やすと、和音にも使えるんですよ。(クラッシクではあまり使えませんが)

例えばギターでCコードを弾こうと思ったら低い音からドソドミソてなるんです。

やっぱり音の配列上ピアノみたいに、ドミソという順番では弾けないんですね。

どうしてもってなったらオープンコード(解放弦を含む)になっちゃうんで、あまりロックには向かないと。

 

要するにタッピング(ライトハンド奏法)はギターの弱点をすべて補った画期的な奏法だったんです。

まさに革命!

 

あと自分のディレイをかけた音に、自分でハモるなんで、本当に度肝を抜かれました。

「いや、理論上は可能だよ?可能だけど実際にやれるの?!」てなりましたね~

なんか語りだすと止まらなくなりそうなので。

最後に誰もが知ってるヴァン・ヘイレンの名曲を貼っておきます。

 

偉大なギタリストのご冥福を心よりお祈りします。

 


Van Halen - Jump (Official Music Video)