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絶対もめるって!知っておいてほしいキャッシュレス・ポイント還元事業の大事なこと

え~このブログでは、何度かぶっちゃけたことがあるんですが、私は金融関係のシステム担当をしています。

今回は、いよいよ開始が迫ってきたキャッシュレス・ポイント還元事業の、絶対もめるだろうなあ、というポイントを挙げていきます。

トラブる前に是非知っておいてほしいポイントです。

 

まずは最近公開された、経済産業省のこちらのCM 


キャッシュレス・ポイント還元事業 CM「バナナマン日村さん 釣り具屋 予告」篇

 

なんでも、もうそろそろこういうポスターやステッカーも配られるんだそう。

 

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このCMを見たら、このポスター・ステッカーが貼ってあるお店でキャッシュレス決済したら、無条件で5%還元されると思うじゃないですか?

 

実は大きな間違いです。

 

例えば、私の場合 iPhoneのアップルペイにauウォレットを登録し、クイックペイで決済しています。

この場合、たとえあのステッカーが貼ってあるお店で買い物しても還元されません。

 

還元されるための条件として

①お店を国に申請し、許可が下りていること。

②決済事業者を国に申請し、許可が下りていること。

③お店と決済事業者との売上経路を申請し、許可が下りていること。

 

このすべての条件を満たさないと還元されません。

(決済事業者とはカード会社などですね。)

さっきの私の例でいくと、②が該当しません。

 

auウォレットは電子マネーのみで、クレジットカード機能は付けてないので該当しないんです。

私の場合、クレジットカードをあまり増やしたくなくて…。

 

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カード会社や〇〇ペイというような電子マネーはだいたい②はクリアしてると思います。(開始時期はマチマチでしょうけど)

ただ、注意が必要なのはクイックペイです。

クイックペイは非接触型で決済する経路の総称なので、クイックペイはOKと言われても何のカードで決済するかが問題になってきます。

 

あと、①②③いずれもクリアしていたとしても、10月1日から還元されるかは、かなり怪しいです。

まあ、国の許可がおりてからですから…

 

決済事業者・お店側

最近のクレジットカードはJCBやVISA・マスターといった国際ブランドがついているカードがほとんどなので、使えるは使えるけど、どういった経路で売上になるのか?をお店の方は把握しておく必要があります。

まあ、簡単に言えばお店の端末に登録してある決済事業者すべて申請しないといけないということです。

具体的にいうと、小さなカード会社や地元の商工会などに加盟していませんか?ということ。

 

お店の端末の登録状況を把握していない方って結構いると思うんですよね。

もしかすると未だに何もしなくても、勝手に還元されると思っている事業主もいるかもしれないです。

だって申請がきてるが4分の1らしいので…。

 

 「お店の方は還元されるって言ったのに~!」というトラブルは必ず起こります。

しっかり把握しておいてほしいです。

 

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お店の方に聞くより確実なのは、カード会社に確認することだと思うんですけど、カード会社はあの店はOK、あの店はいつからということを把握していても、スッと答えられないと思うんです。

特に大手なんかは、田舎の小さいお店のことなど分からないような気がする。

開始時期なんて、特に。

電話しても、たらい回しにされそう。

素早い対応をお願いしたい。

どうせなら 、そこまで徹底をお願いしたいです。