最近、ドラマ「ダメな私に恋してください」に、はまってる。
このドラマがスタートしたのは2016年1月だそうだ。
この微妙に古いチョイスが、さすがおじさんだ。
極端に古い訳でもなく、最新といえるほど新しくもない。
おじさんはこういう微妙なトコロをついてくるのだ。
おじさんの流行はこれくらい遅れてやってくる。
ついでに、同時期に流行した「逃げるは恥だが役に立つ」はもう見終わった。
もちろん、そっちも面白かったんだが、今回は、自分の心に突き刺さった「ダメな私に恋してください」の方に注目した。
このドラマがまあ、おもしろい。
放映当時大人気になったのも納得。
まず、言いたいのは、深田恭子かわいいな~。
もてない役なのに、かわいすぎるんだが。
あ、いや、そこじゃなくて、自分に突き刺さったのは、第3話。
人の尻拭いをして、残業ばかりしている主人公ミチコ(深田恭子)に対し、ディーン・フジオカ演じる、元上司の黒澤歩が言い放った一言。
「人を働かせるのが一番難しいんだ。」「楽してんじゃねえぞ。」
グサッ!!っときた。
放送時も話題になったのだろうか?
自分には突き刺さった。
メチャメチャ身に覚えがある。
自分の周りにも、部下や後輩がいるんだが、仕事を頼むのが面倒くさくて、つい、自分でやっちゃう。
これじゃいけないよなあ。
ずっと、思ってた。
頼むとすれば、ここをこうやって~と1から教えないといけない。
教えるだけで、結構な時間と労力を要するだろう。
これがまた、1回で理解できると思えないので、何回かあ~だこ~だを繰り返さなければならない。所要時間はだいたい1時間くらいか。
これが、頻繁に発生する案件だったら次もやらせればいいんだが、月1回くらいの頻度だと困ってしまう。
1ヵ月後同じ案件がきて、同じように頼んだとすると「知りません」「聞いてません」とヤツは堂々と言ってのけるだろう。
くそ~ゆとりめ!
そしてまた、1から説明して、あ~だこ~だを繰り返し理解してもらう。
それを3・4回くらい繰り返してやっと、「そういえば、前に1回聞きましたね」と言ってくれる。
「いや、1回どころじゃないぞ」
「そうでしたっけ」
これは、理解してもらってるのだろうか。
毎回ハラハラしながら見守らなくてはならない。
そりゃ、自分でやった方が早いよね。
自分でやれば、ものの数分でできる。
時間的にも、労力的にも格段の違いだ。
職場というものは、完全に役割が決まっていればいいのだが、多くは先輩から後輩へ引き継いでいかなければならない。
でないと、下が育たないし、自分も上にいけない。
分ってはいるんだけど、ついつい面倒くさくてね。
1回で理解できて、ちゃんとそれを覚えてくれてる。そんなだったら喜んで教えるのになあ。
こういう偉そうな事を思うと、自分はどうだったんだろうと思う。
先輩になって、初めて先輩のありがたみって分るんだね。
なんか、色んなトコで、こういうセリフ聞いたことがある気がするけど。